原材料別・焼酎味わいの特長
素材の違いは、味わいの違い。
泡盛
沖縄と言えば、泡盛。タイ米を原料に黒麹菌を使用して醗酵させたもろみを蒸留して造ります。3年以上貯蔵した古酒(クース)は味も濃く、まろやかで芳香豊かな味わいを楽しめます。
芋焼酎
気候や土壌が米の栽培にあまり適さなかった薩摩では、米の代わりに雑穀類から焼酎を造るようになりサツマイモを使った芋焼酎が生まれました。サツマイモの風味、やわらかな甘さが活きた酒質が親しまれています。
米焼酎
清らかな水が豊かで、良質の米の産地であることが米焼酎造りの条件。米を発酵させて、さらに熱して蒸留する米焼酎には、上品な香りと米の旨みが活きています。
麦焼酎
昔は、長崎県壱岐島の特産と言われるほど産地が限定されていましたが、今日では大分県などでも造られるようになりました。米麹の甘みと麦の香りが残る壱岐焼酎と、麦麹のさっぱりとしたマイルドな大分焼酎、それぞれに異なった風味を楽しめます。
そば焼酎
焼酎の原料が多様化していったのは、そば焼酎からだとも云われています。そばの素朴な風味が、まろやかな口当たりとほのかな甘みとなり、あまりくせが強くない、軽快な味わいを楽しめます。
黒糖焼酎
その名が示すように黒糖を原料とした焼酎で、鹿児島県、奄美諸島限定。黒糖と米麹から生まれる黒糖焼酎は、甘い香りとまろやかな味わい、口当たりの良さで人気です。
その他
現在、日本全国で幅広いバリエーションの焼酎が作られています。ごま、長いも、栗、じゃがいも、ゴボウ、シソ、酒粕など、各地の特産品を生かした個性的な焼酎を楽しむことができます。